エステのすすめ

心と体を健康にするブログ

「男性にも知ってほしい」PMS・PMDDは対処することで改善が可能!

f:id:umi2020:20200730093634j:plain

イライラする・気分が落ち込む・だるい・頭痛がするなど、月経前になると起こるからだと心の不快な症状。

 

約9割の女性が悩まされているというPMS月経前症候群)ですが、性周期の中の体調の変化と捉え、苦しんでいても対処できていない人が多いのが実情です。

 

PMSの症状のうち、心の症状がさらに激しく現れることをPMDD(月経前気分障害)と言います。

 

PMSPMDDは、きちんと対処することで改善が可能な病気。

 

PMSPMDDの症状・原因・治療法についてお伝えします。

 

 

 

PMSPMDDの症状

PMS月経前症候群)とPMDD(月経前気分障害)の症状について詳しく見ていきます。

PMSとは

PMSとは「月経前3~14日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するもの」と定義されている月経前症候群のこと。

 

製薬会社が行ったアンケート調査によると、女性の85.9%がPMSを経験しており、88.6%がPMSに対してストレスを感じているとしています

 

このように約9割の女性がPMSに悩まされているという事実に対して、男性のPMSの認知度は非常に低く、PMSについて知っていると回答した男性はわずか12.6%。

まだまだ男性にはPMSについての理解が進んでいないということが分かります。

 

PMSの症状>

「からだの症状」

胸が張る・眠くなる・ニキビ・吹き出物・肌荒れ・だるい・食欲が増す・便秘・肩こり・頭痛など

「心の症状」

イライラする・感情の起伏が激しくなる・気分が落ち込む・集中力低下・無気力感など

 

PMSの症状のうち心の症状がさらに激しく現れることをPMDD(月経前気分障害)と言います。

イライラが激しく、どうにもならない崖っぷち感やうつ症状によって、社会生活や仕事、家庭で支障をきたす深刻なケースもあります。

 

PMDDとは

PMDD(月経前気分障害)は、月経1~2週間前から、強い気分の落ち込み・意欲の低下・イライラや怒りっぽくなる・情緒不安定・集中力の低下・理由のない不安感や緊張感・睡眠過多や不眠・流涙などの精神的症状が「日常生活に支障をきたすレベル」で出現し、月経がくると良くなる状態を指します。

 

PMDDPMSと同様に月経前の約2週間に限ってその症状が現れる特徴があります。

 

PMDDPMSと厳密に区別することが難しい場合もありますが、PMSの方が精神的症状の度合いが軽いという違いがあります。

 

PMSPMDDの原因

原因ははっきりと分かっていませんが、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。

排卵のリズムがある女性の場合、排卵から月経までの期間にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。

この排卵から月経までの期間の後半にエストロゲンプロゲステロンが急激に低下し、脳内ホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことがPMSPMDDの原因と考えられています。

 

しかし、脳内ホルモンや神経伝達物質はストレスの影響を受けるため、PMSPMDDは女性ホルモンの低下だけが原因ではなく多くの要因から起こると言われています。

 

自覚はしていても対処できていない

約9割の女性が何らかの症状に悩まされているにも関わらず、PMSPMDDのことを「生理前にはこうなるんだ」という、自分の性周期の中の体調の変化くらいにしか考えていない人もいます。

それで支障が全くない人もいます。

 

ただ、きちんと対処することで改善は可能なんだということを知る必要があると思います。

 

 

 

PMSPMDDの治療

1980年代は薬がなく、リラックスすることやビタミンB6およびカルシウムの投与が中心でした。

その後1990年代に症状の原因がセロトニンという感情を左右する重要なホルモンと関係していることから、うつ病に使うSSRI(選択的セロトニン阻害薬)という薬で改善が期待できることが分かり、世界的に薬による治療が行われています。

 

会社を休まなければならないくらい辛かったり、家族やパートナーに当たってしまったり、日常生活に影響がある場合は相談されることをおすすめします。

 

病気として認識されないまま苦しんでいる人が多いのが実情です。

また、これまで30代の病気だと思われていましたが、最近の研究報告で高校生でもPMSに悩んでいる人がいることが分かってきました。

 

更年期の年代の人は更年期症状と重なって出ている場合もあります。

f:id:umi2020:20200730101249j:plain

PMSPMDDの治療法

食生活の改善・十分な睡眠・有酸素運動・マッサージやリラクゼーションなどのセルフケアだけで充分な効果が得られない場合や、症状が辛く早く改善したい場合は薬による治療や、心理士によるカウンセリングが必要になります。

 

薬によらない治療法

症状日記をつけ病状を理解し把握することで、対処しやすくなります。

症状と付き合うめに、自分のリズムを知って気分転換やリラックスする時間を作ったり、自分が心地よいと思えるようなセルフケアを探してみることをおすすめします。

 

また、カルシウムやマグネシウムを積極的に摂取し、カフェイン・アルコール・喫煙は控えた方がよいと言われています。

症状が重い場合には仕事の負担を減らすことが治療になる場合もあります。

薬による治療法

「漢方での治療」

漢方医学では人体も自然の一部であり、自然のサイクルから外れると人体に異常が出てくると考えられています。

人間の体は「気・血・水」の3要素で構成されていて、どれか一つでもバランスが崩れると異常が出てくるのです。

PMSPMDDの場合は「血(けつ)」が乱れていることが多いと考えられています。

 

「薬物治療」

PMDD低用量や超低用量ピルによる治療が有効な場合が多いのですが、症状の程度や年齢に応じて、漢方を使ったり、抗うつ剤や安定剤を用いる場合もあります。

 

PMDDと思われる症状や、PMSの精神的症状の治療に効果的と言われているのがSSRI(選択的セロトニン阻害薬)という抗うつ剤の一種です。

エストロゲンプロゲステロンの作用によって低下していると考えられるセロトニンを補う作用があります。

 

副作用として気分が悪くなり吐き気がするなどの症状が現れることもありますが、1~4週間の服用継続で消失することが多いため、服用する場合は一定期間試してみる必要があります。

PMDDでも比較的症状が軽ければ漢方治療も選択肢の一つですが、SSRIを用いた治療が推奨されています。

 

「心理士によるカウンセリング」

月経前にくる不安感や憂うつ感、イライラなどをカウンセリングの中でお話することで症状を軽減します。

 

 

 

きちんと対処することで改善が可能

毎月のことだから、生理がくれば治まるからと見過ごしていませんか?

PMSPMDDは病気として認識する必要があり、きちんと対処することで改善が可能な症状です。

 

婦人科の先生の話で「PMSが原因で離婚の危機になった夫婦もいる」という話を聞いたことがあります。

 

ホルモンの影響からくるからだと心の症状は、自分ではどうすることもできない場合があります。

特に心の症状では、家族やパートナーにも影響を与えているかもしれません。

 

PMSPMDDの定義では3~14日間となっていますが、症状は人それぞれで1か月のうちのほとんどを不快な症状に悩まされている人もいます。

 

苦しみを見過ごさず、改善に向けて対処していって欲しいと思います。